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zoom RSS 中学受験で失敗しない親力 B併願ミスは親の責任

<<   作成日時 : 2017/01/05 16:50   >>

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「2月1日の朝、『頑張ってくるね』と言って○○中学の受験会場にたくましく去っていく子どもの背中を見て、『大人になったんだな』と子どもの成長を実感しました」 
 
 これは、春先に配られる塾の合格特集号において、第一志望校に合格した母親の書いていた感動的な体験談です。何を隠そう私自身も、「そういうものなのか」とこの記事をすっかり真に受け、長女の受験の際には2月1日の受験会場で子どもの背中を見送り、灌漑にふけったものです。
 まさか2月4日まで、受験が続くとは夢にも思わずに…(笑)。

 2月1日に受ける第一志望校に合格するだろう、そして我が家の中学受験は2月1日で終わるに違いない―。
 たいていの親は、受験の直前、いや第一志望校の合格発表のまさにその瞬間まで、そのように楽観的に思っているものです。そして「第一志望校に受かるだろう」「第一志望校には受からなくても第二志望校くらいはきっと受かるだろう」、そう思って2月2日以降、特に第三志望校以下の併願校受験のスケジュールを、あまり真剣に考えずに組み立てしまうケースも多いことと思います(以下、2月1日に受験の始まる東京・神奈川を、また主に女子の受験を前提とすることをご了承ください)。
 もちろん冒頭の受験母の体験談のように2月1日で中学受験が終われば、それで万々歳です。しかし一方で、中学受験をする家庭の3人に2人くらいは、第一志望校に受からないとも言われています。第一志望校に不合格を突き付けられるなかで、「どこでくい止められるか」必死になり、いくつも学校を受け続けざるを得ない、もう一つの中学受験の姿も存在するのです。
 
 併願校選びとは、そのような3分の2の割合で起きるケースに備えるための、いわば「リスク管理」のようなものです。リスク管理は、どう考えても子どもではなく、経験豊富な大人がするものでしょう。
 タイトルにもある通り、併願校選びや、受験スケジュールの組立てのミスは、親の責任なのです。
 と脅かし過ぎましたが、最悪の事態を予め想定しておけば、最悪の事態など実際に起きることは滅多にありません。最悪の事態も念のため事前に想定しておいたほうがいい、程度に認識してもらえれば十分です。

 今では、多くの学校が受験当日の夜には、ホームページなどで合格発表を行っていますが、有るはずの受験番号が無い時のショックは想像以上です。
 単に不合格という事実にショックを受けるだけでなく、「明日以降も受験を続けなければならない」ことが、まず相当なショックです。さらに「模試では合格確率80%だったのに」とか「この3年間の努力は何だったのだろう」とか、「幼稚園くらいの頃は親子ともに無邪気だったなぁ」とか、親としてはとにかく色々と考えてしまうものです。
 2月1日の夜は、かなりの不合格ママ(パパ)が悶々と眠れない夜を過ごすことになるのでは無いでしょうか。
 もちろんそうならないに越したことはありませんが、中学受験という選択をした以上、そのような精神状態の中で受験の連戦が続いていく可能性もあるということは、事前に覚悟しておいても損は無いと思います。
 
 中学受験はとにかく「短期決戦」です。
 3、4日の連戦で勝負が決まるからです。受験は、学力だけではなく、当日のメンタルや体調によって結果が左右されます。
 一たん歯車が狂い始めると、軌道修正は不可能とは言いませんが、かなり難しいです。
 たとえ結果が悪くても、立て直す時間的余裕のある塾の模試とは、まったく別物と思っておいたほうがいいでしょう。
 
 以上を踏まえ、併願スケジュールで大切なことは、2月2日までに少なくとも1校の合格を取れるように組み立てることです。

 なぜ、2月2日までに合格が必要になるか、と言えば、受験する子どもにとっての精神安定剤になるからです。たとえそれが第3志望校以下であったとしても、です。

 最近は、午後受験の実施校が増えましたので、午後受験も積極的に活用したいものです。なかには「午後受験は体力的にかわいそう」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、個人的には体力を温存するプラスよりも不合格でメンタルがダメージを受けるマイナスのほうが、翌日の合否に影響すると考えています。
 埼玉・千葉が通学圏内で、6年間通う覚悟があるのであれば1月校の合格も可です。

 いざ、受験シーズンが始まると、親も熱くなってしまい、たいてい冷静な判断ができなくなります。したがって受験スケジュールは、遅くとも小6の冬休み前までの、親の気持ちが冷静な時に組み立てるべきです。
 落ちたら次はこの学校を受ける、受かったら次はこの学校を受ける、と受験パターンを予めフローチャート化しておくことをおススメします。
 受験当日はそのフローチャートに従って、機械的に行動するようにしましょう。
 これは、避難訓練と同じ目的です。いざ災害に遭遇すると何をしていいか分からなくなる、だから平時に避難訓練を行っておき、災害時には避難訓練と同じ行動を機械的に起こすだけ、というのと同じ状況を作っておくのです。

 フローチャートは作ったけど、受験当日になったらフローチャートには従わず別の学校を受けることにした、というのではフローチャートを作った意味がまったくありません。というよりも、もともとのフローチャートの作り込みが甘かったということになります。
 
 何度も、学校説明会などに足を運び、当日(落ちたらOR受かったら)どのような気持ちになるかをある程度想像し、その学校に行くことになるかもしれないことも想定して、フローチャートは綿密に作り込む必要があります。
フローチャートを作ったら、塾との個人面談の際に先生に確認してもらうといいでしょう。
 また、一たん不合格になっても、繰り上げ合格になることもあります、連絡が来たら即答とは言わないまでも、早めに返事をしなければならなくなりますので、繰り上げ合格の連絡が来た時にどうするかも、冷静な時に決めておいたほうがいいと思います。


 大体どの親子も、第一志望校、第二志望校位しか見えていません。が、受験の時にはあまり考えていなかった学校に仮に行くことになっても、クラスやクラブなどで友達が出来れば、子どもは学校にすぐ馴染むものですので、ご安心下さい。
 

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